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日記 [#19 勝浦 太郎]

中学3年生の時から、毎晩、日記を書いている。

サッカーノートとは別。

ただただ感情と思考を垂れ流す。

はじめは、「成長のため」なんて風に、頑張って書いていたけれど、

今では寝る前に書かないと落ち着かない。


文字が綺麗な日は心に余裕がある証拠。
文章量の多さは明日への意気込みの強さ。

机の引き出しを開ければ、溢れんばかりの9年分の日記たち。


過去に書いたものを毎日読み返しているわけではないけれど、

ひと息つける時、何かに行き詰まった時、何かを乗り越えた時に読み返す。



___実は、今、ちょうど悩んでいたところだ。



「ブログの内容をどうしようか。」


そんなわけで、日記を読み返す。


高校2年生の文化祭の日の文章に目が留まった。



2017.09.23
今日は文化祭の後夜祭があった。
トップバッターで舞台に立った。
軽音メンバー4人の中に、僕はボーカルで。文化祭限りの特別バンド。
後夜祭の1番初め。400人の前で。

最高。

目の前にいる100人くらいの男子学生が曲に合わせて全力で飛び跳ねる。
僕が叫ぶ、目の前のみんなも叫ぶ。上裸の人もいる。

人は、日常では味わうことないほどのパワーを受け取ると、興奮と多幸感が押し寄せるみたい。

お笑い芸人がライブでウケた感覚が忘れられないのも、

バンドマンがライブにすべてを捧げるのも、ちょぴっとだけわかる気がした。

歌い終わった後、ダッシュで養和(高校時に在籍していたチーム)の練習に参加した。
サッカー中もなんだかずっと頭がぽかぽかして、興奮していたみたい。


サッカーも同じかもしれない。
サッカーには、「プレーをしていて感じる喜び」だけじゃなくって、
「観客や応援してくれる人から、パワーを送ってもらえることへの幸せ」がある。

プロの選手は魅力的なプレーをする、そして、その分のたくさんの観客のパワーを浴びている。

その舞台の大きさは自分の実力次第で変化する。

そんなことを感じた。


とりあえず、明日は試合だからしっかり寝よう。おやすみ。

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こんな内容だった。


楽しかった 文化祭ライブの瞬間や、巣鴨の練習場までの街灯の雰囲気も、鮮明に思い出すことができる。

大事な思い出の1つだ。




そんな、僕の過去の話はおいといて。



もうじき天皇杯が始まる。



勝てば勝つほど、ソニー仙台FCのパワーを解き放つ回数は増え、それを受け止める人の数も増える。

それは自分たち次第。

お笑いや音楽とのライブとはまた違う、サッカーでしか表現できない興奮と情熱の中で、勝利を掴み取る。

それが達成できた時には、僕にとって大事な思い出が、また一つ増えているはずだ。



日記を書く準備はできています。


勝浦太郎

ラインメール戦シュート写真.jpg
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勝浦太郎
背番号: 19
ポジション: フォワード
出身:神奈川県
経歴: 田園調布SC - 多摩ジュニアSC - 横浜F・マリノスプライマリーみなとみらい(上丸子小学校) - 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 (獨協中学)- 三菱養和SCユース (獨協高校)- 中央大学

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