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これからに向けて [Sony Sendai FC HISTORY]

クラブ創立50周年企画 ~Sony Sendai FC History~


ソニー仙台FCは今年でクラブ創立50年目となります。

クラブ創立50周年特別企画 「Sony Sendai FC History」。
この企画は、これまでソニー仙台の歴史を鮮やかに彩ってきた選手・スタッフが語り手となって、
思い出に残っているシーンや試合、エピソードを振り返っていただくコーナーです。

1年間を通して大変ご好評いただいたこの企画も、今回がいよいよ最終回です。
最後の語り手は、現ソニー仙台FCキャプテン#3荻原 健太選手です!!


Episode 9


「これからに向けて」



幼少期を当時JFLに所属していた栃木SCの下部組織で過ごしてきた私にとって、ソニー仙台FCはとても耳馴染みのあるチームだった。
入団が決まり、働きながらサッカーをするということに最初は戸惑ったものの、周りの方々のサポートのおかげで徐々に馴れ、それと同時に試合にも出場することが出来るようになっていった。

幸運にも入団3年目で優勝することが出来たが、当時を振り返ると優勝の鍵を握っていたのはあまり出場機会の無かった選手達だったように思う。そういった選手が腐らず、真摯に練習に取り組む姿を見て、全員が常にスタメンを奪われる危機感と緊張感を持ちながら日々の練習に取り組んでいた。誰が出てもおかしくないような、チーム内の競争力が激しい、まさに理想とするチーム状況だった。

あれから3年、毎年上位にはいるものの今一つ煮え切らない成績が続いている。優勝してからというもの、奪還だとか、優勝した当時と比べて…とかいう話を耳にするが、優勝したのはもう過去の事。変な驕りやプライドは捨て、謙虚に戦っていかねばならない。


今回のソニー仙台FC創立50周年企画「Sony Sendai FC History」に目を通すと、今の自分達の環境というのはOBの方々の頑張りはもちろん、チーム発足当時からの多くの方々の支えがあってのものであり、当たり前のものではないというのを改めて考えさせられる。私も含め、震災後に入団した選手が大半を占める今、私たちはもう一度そこを見つめ直し、考える必要がある。

多くの人に応援されるチームであるために。
今のチームはたくさんの人に応援してもらえるようなチームなのか。そう考えた時に、胸を張ってそうだと言える選手は多くないだろう。
2015年のリーグ優勝時、多くの方の笑顔がチームの周りにあったこと。それは歴代の先輩方や関係者が愛され、応援してもらえるチームを築き上げて下さったおかげなのだということを忘れてはならない。
また多くの方に喜んでもらいたい。入団6年目。ソニー仙台FCを通じて人との繋がりが広がるにつれ、その思いは年々強くなる。


最後になりましたが、先輩方が周りの方々に支えられながら繋いできたものを途絶えさせないように、そしてこれからをより色鮮やかなものにできるように、今後も精進していきたいと思います。
引き続き熱いご声援をよろしくお願い致します。



Episode9荻原健太.jpg

荻原 健太

ポジション:DF

栃木県出身。

彼の右足から繰り出される正確無比な長短のパスやFK、CKは、
ソニー仙台FCに多くの得点チャンスを生み出す。
2015年から3年連続でJFLベストイレブンを受賞するなど、
リーグを代表するDFへと成長を遂げた。


<経歴>

矢板中央高校学校 ⇒ 平成国際大学
  

2013年 ソニー仙台FC入団 

2015年 JFLベストイレブンに選出
     JFL海外遠征メンバーに選出 

2016年 ソニー仙台FCキャプテンに就任
     JFLベストイレブンに選出

2017年 JFLベストイレブンに選出

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当たり前じゃねーからな! [#32瀧本 雄太]

#32瀧本です。


仙台での7年間、充実した日々でした。
仙台に来てよかったと心から思います。
いままでありがとうございました!
最後のブログです。


試合に出れない時期が続き、しんどかった事。
コーチとケンカした事。
大けがをして戦線を離脱した事。

そんなキャラでもない先輩が、出れない時期のオフの日にグラウンドの隅で自主練してた事。
アウェイバス移動出発前、メンバー外になってしまったはずなのにみんなに声をかけにくる選手がいた事。


苦しい事や、悔しい事が多かったけど
指針になる人がいた事や
尊敬できる人、友人にも恵まれた事、
この7年間に起きたいろんな事がいまの自分に繋がっているんだと思います。


優勝できた事。
めちゃくちゃうれしかったです。
応援してくれているみなさんと喜びを共に味わえたこと。
あのメンバーで戦えたこと。
サッカーは個人競技ではないものの、局面では個人スキルが問われます。
けど、いくら個人を磨こうと一体感をもったチームには敵わない事もあります。
個人として、チームとして、強くなる事はしんどい事もありましたが
みんな同じ熱量で、同じ方向を向いて取り組むことで、頑張れたと思っています。


仕事をしてサッカーをして、疲れていました。
疲れていましたが、サッカーに打ち込める環境、応援してくれる職場、会社の方々…
若い頃にはそんなに強く思えませんでしたが


当たり前じゃねーからな!


とても思います。
当時の自分に言ってやりたいです。


ソニー仙台の一員として戦えたこと、とても誇らしく思います。
人生で一番情熱を注いできたサッカーより、アツいものに出会えるとはまだ思えませんが、
次のステージでも自分らしく戦いたいと思います。

takimoto.jpg


#32瀧本でした。
ありがとうございました。

タグ:JFL サッカー
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