9年間本当にありがとうございました。

#3オギです。


最後にブログを掲載していただけるとの事でしたので、
セレモニーではお伝えしきれなかった事をお伝えしようと思います。


【サポーターの皆さん】
貴重な休日に、数ある選択肢の中から僕たちの試合を選択して
応援に来てくださったことに感謝しています。
また、遠くアウェイの地まで応援に来てくださる方もいて、
その有難みというのを非常に感じていました。
そんなサポーターの皆さんに、少しでも来て良かったと思っていただけるような
試合をするというのが、選手としての責任であり義務であると、常にそう思っていました。
そう思うことができたのもこのチームに入団し、皆さんに応援していただけたからです。
来シーズン以降も後輩たちをよろしくお願いします。


【クラップスのみんな、先生方、保護者の皆さん】
卒業してしまった子もたくさんいると思いますが、
ずっと応援し続けてくれているみんなには、感謝しかありません。
試合会場に来ると、選手より先に会場入りして練習しているのを見てきました。
保護者の方も送迎等、大変な思いをされてきたと思います。
ダンスはもちろんですが、試合後半の疲れている時間帯に、
クラップスのみんながせーので言ってくれる
「ソニー頑張れー！！」という応援が僕は大好きでした。
声が出せる状況になったら、またチームを後押ししてあげてください。


【職場の皆さん】
職場でお世話になった方や仕事関係で繋がりがある方には、
いつも声をかけていただきました。
皆さんにとっては些細なことかもしれませんが、
それがサッカーを頑張るモチベーションになっていました。
プライベートな相談にも乗ってくださるマネジメントの方々、
息子のようにかわいがってくださるお母さん方、
会えば必ず声をかけてくださるOBの方がたくさんいたり、
僕は本当に恵まれた環境にいると思います。

息子が生まれた2020年4月。
コロナ真っ只中で消毒用のアルコール用品が全く手に入らなかったときに、
息子と妻の為に探して買ってきてくださった方がいました。
物を頂いたことが嬉しかったのではなくて、本当は自分も使いたいことは
容易に想像できるのに、自分の家族の為にそこまでしてくれたことが本当に嬉しかったです。
この会社での出会いをこれからも大切にしていきたいと、強く思います。
これからもよろしくお願いします。


【ソニー仙台FCの選手たち】
たくさん要求してきたし、キツイ言い方もしたかもしれませんが、全ては勝ちたかったからです。
どのチームにも負けたくなかったし、優勝したいと本気で思ってました。
温度差を感じることも少なくありませんでしたが、
僕がみんなをもっと信頼して任せるということができていたら、
また違う結果になっていたのかなと思う時もあります。
話は変わりますが、ひとつみんなに言っておきたいのは、
このチームはみんなだけのものではないということ。

ソニー仙台FCがこうして活動できているのは、たくさんのOBの方や、
今日に至るまで支えてくださったたくさんの方のおかげです。
あの震災をも、たくさんの方の力で乗り越えてきたチームです。
感謝しろとかそういうことが言いたいのではなく、
現在の環境が多くの方の力や多くの出来事のうえに成り立っているということを、
理解したうえで活動してほしいと思います。
ただ強いだけではなく、優勝した時に周りに喜んでくれる方がたくさんいる、
そういったチームを目指してほしいです。
今年戦った仲間の中には、移籍する選手、新たな道に進む選手、
そしてチームに残る選手それぞれだと思いますが、
共通してみんなに言えることは、「自分の選択に責任と覚悟を持ってほしい」ということ。
どんな選択をするにせよ様々な障害があると思いますが、
その道を選んだのは自分自身だということを絶対に忘れないで欲しいです。


まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、キリが無いのでこの辺にしておきます。
恵まれた環境で不自由なくサッカーと仕事に打ち込めたこと、本当に幸せでした。
9年間、本当にありがとうございました。