巡り会いの中で生きてくまた人を少し好きになる

いつも応援ありがとうございます。
石上です。

今シーズンでソニー仙台FCを退団することになりました。

先日の最終戦、多くの方が会場へ足を運んでくださり、幸せな気持ちでプレーすることができました。
3年ぶりに大きな声援で自分達を後押ししてくれたサポーターの皆さん、クラップスの皆さん、
会場へ足を運んで頂き、最高の雰囲気を作り出してくれた多くの皆さん、本当にありがとうございました。
今シーズンも優勝という目標を達成できず、申し訳ない気持ちです。

セレモニーでは、掘り下げてお話することができなかったので、
このブログで自分の気持ちをお伝えできればと思います。

自分はソニー仙台FCで優勝することに意味があると思って、4年間取り組んできました。

入社して間もない頃、2015年優勝時のドキュメンタリー動画的なものが食堂で流れていて、
その映像に#18秋元さんがPKを決めて勝利し、優勝決定、ユアスタのスタンドで
ファン・サポーターの方々、多くの社員の方々、地域の方々、サッカー少年たちや
その保護者の方々が抱き合って喜んでいる姿が映っていました。
その歓喜の裏には東日本大震災からの復興や数々のドラマがあったと、
当時を知る先輩たちからお聞きしました。

そのシーンを今でも鮮明に覚えていて、自分たちのサッカーでこんなにも多くの人たちに
感動や元気を与えることができるんだと、漠然だった優勝という目標が自分の中で
本気の目標へと転換したことを覚えています。
そして、サッカーやスポーツの持つ力、可能性を本気で信じるようになりました。

そこから4年間、本当に色々ありましたが、応援してくださる全ての皆さんのために優勝するという、
この目標だけはブレることはなかったし、毎年メンバーが大幅に入れ替わる中で、
どうしたらこのチームで優勝できるのかを本気で考えていました。

目の前にある試合は本気で全部勝ちたかったから、
1年目の4月、内容が良くない練習試合で感情のコントロールができずに前半30分で退場して、
チームに迷惑をかけてしまうなんてこともありました。
それでも、そんな自分に本気で向き合って居場所を作ってくれる先輩方がいたこと、
心から気を許せる同期がいたこと、ついてきてくれる後輩がいたこと、
ソニー仙台FCに関わる全ての皆さんのおかげで今日までやってくることができました。

目標を達成することもできなかったし、たくさん失敗もしてきました。
でも、その度に反省して、現状から少しでも前に進もうと、必死にもがいた4年間でした。
そんな自分から後輩たちに唯一言えることは、感謝の気持ちだけはしっかり持って、
型にはまらず思いっきりやってほしい。ただ、それだけです。
あとは先輩たちが何とかしてくれます。
試合に勝って嬉しい感情も負けて悔しい感情も、ここで一緒にプレーした全ての仲間たちと
味合うことができて本当によかったです。本当にありがとうございました。



会社でいつも気にかけてくださる皆さん、
いつもお家へ招いてくださり美味しいご飯を食べさせさせてくれた高校の先輩一家の皆さん、
寮時代は週3で行っていた、とんかつ一代の皆さん、
それ以外にもたくさんの人が愛情をくれて、その人たちの存在が自分にとって心強く、
幸せな4年間を送ることができました。感謝しかありません。ありがとうございます。




最後に、旧#4鉄平、#5健人、#24佳介、#26佐川、同期4人の存在がなければ、
ここまで継続してくることが本当にできなかったかもしれません。
良い時も悪い時もいつもみんなで話し合って、助け合って、ここまでやってきたから
本当の家族だと思ってます。離れるのは寂しいけど、出会えて本当によかった。ありがとう！



当たり前になっていた景色から離れるのは本当に寂しいですが、
ここでの経験と皆さんから受けた優しさを糧にどんな場所でも自分らしく頑張っていこうと思います。
出会えた全ての皆さんに感謝します。改めて、本当にありがとうございました。

また会いましょう！