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第4回「ソニー仙台FC特別コラム -教えて!ソニー仙台FC-」~石上・宮本チャンネル~ [コラム]

今回のコラムはソニー仙台FC ”レジェンド” 村田純平さん特集コラムとなっております。
村田さんに選手時代と現在の事をたくさん聞いていきたいと思います!!

※今回のコラムも村田さんへのインタビューを予定していましたが、
新型コロナの影響で質問形式を取らせていただきました。


<村田さん紹介>
1982年2月1日生まれの38歳。
宮城県仙台市出身。
小学校からサッカーを始め、小学生時代はDFとしてプレー。
仙台市立広瀬中学校サッカー部に所属。
東北高校に進学し、一学年下の今野泰幸さんとボランチを務めた。
全国高校サッカー選手権大会、インターハイに出場。
その後、東北学院大学に進学、FWにコンバート(ポジションを変えること)され、大学卒業後ソニー仙台FCに加入した。
ソニー仙台FC入団後は、パワー、スピード、テクニックのすべてを兼ね備えた超万能型FWとして、入団1年目から開幕スタメンで出場し、得点を量産。
度重なる大怪我を乗り越え、「衰え知らずの爆撃機」の異名の通り、30歳を超えても衰えることのないフィジカル、不屈の精神力でチームを牽引。
2015年には、優勝がかかった大一番、チャンピオンシップ第2戦で劇的同点ゴールを決めるなど、JFL初優勝に大きく貢献した。
JFL通算269試合出場54得点の、誰もが認めるソニー仙台FCのレジェンドストライカー。
2016シーズンをもって34歳で現役を引退、その後ソニー仙台FC事務局に入り、チームを裏方から支えている。
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【Q1.現在、FC事務局ではどんな仕事をしているのか教えてください。】

公式戦の試合準備&運営、イベント企画&実施、新グッズの制作、広報戦略、地域貢献施策検討、
スクールコーチなど、FC周りの様々な仕事をしています。



【Q2.引退後、色々な選択肢がある中、なぜFC事務局という道を選んだのか、その理由をお聞かせください。】

自分は「サッカー」と出会い、これまでの人生を本当に豊かに過ごすことが出来ました。
沢山の人と出会えたことが一番の宝物ですが、ソニーで働いていること、国体やJFLで日本一を達成できたことなど、
サッカー、そしてソニー仙台FCというチームに出会っていなければ経験出来なかったことが沢山あります。

FC事務局へ入って
「ソニー仙台FCと出会えてよかったなー」とか、「サッカーと出会えてよかったなー」とか、
一人でも多くの人に感じてもらえるようなチームにしたい!という想いが一番の理由ですね。
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【Q3.現役時代から変わったことや引退後に感じたことなどありますか?】

13年間もの長い間ソニーで現役を続けていたので、
引退した時は「現役への未練」を多少感じることがあるのかなって思っていました。
例えば、ピッチで戦う皆さんを見て羨ましいと思ったり、おれも試合に出たい!と思ったり。

ですが、一切ありませんでした。びっくりするほど全くない(笑)
おそらく、なんの悔いも無く、現役生活をやり切ったからだと思います。



【Q4.現役時代、特に印象に残っているシーンやエピソードを教えてください。】

天皇杯でのベガルタ仙台戦や鹿島アントラーズ戦、チャンピオンシップでのヴァンラーレ八戸戦、など沢山ありますが、一番は東日本大震災があった2011年の最終節vs松本山雅戦です。

あの震災があった日、自分はケガをしていたのでチームとは離れ、会社で仕事をしたのですが、
流される車、人、映画のワンシーンのような現実離れしたショッキングな光景は今でも脳裏に焼き付いています。

活動休止期間を経て、半年後にリーグに参戦するものの、本当に勝てなかった。。。
自分たちの不甲斐なさに、試合終了後泣いている選手も多くいましたね。

前期からリーグに参戦しているチームとは試合感やコンディションに歴然の差があった上、
「勝たなければならないという重圧」も選手の動きを悪くしていた要因だったのかなって思います。

最終節のvs松本山雅戦ではリーグ順位が確定(最下位)していたこともあり、
選手達は何かが吹っ切れたのか、J昇格を決めている強豪相手に躍動しました。(3-0でソニー仙台が勝利)
間違いなく、その年のベストマッチです。

試合終了後、1万人を超える山雅サポーターからの「ソニー仙台FC」コールは本当に鳥肌が立ちました。

特にタイトルもかかっていないシーズンの話ですが、
2011年は本当に大変だったので、自分の現役生活の中では一番印象に残っていますね。
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【Q5.では引退後、事務局側の立場として、印象に残っているシーンやエピソードがあったら教えてください。】
2018年に初めて開催した「Clapsさんとの大運動会」は印象深いですね。
(Clapsさんは公式戦のハーフタイムにチアリーディングショーをして頂いたりソニー仙台FCを応援・お手伝いをしてくれているNPO法人です)
暑い日も寒い日も雨の日も、毎試合素晴らしい笑顔で応援してくれるClapsさんになにかしてあげたい、
という想いから企画したイベントなんですが、多くの選手達が賛同してくれたおかげでイベントは大成功でした。

昨年は選手会が主体性を持って、自分たちで色々考えながら開催してくれたことも嬉しかったですね。
これからも選手会と事務局が協力して、このような素晴らしいイベントを作り上げていきたいですね。



【Q6.選手と事務局、両方を経験した村田さんから見るソニー仙台FCの魅力とは?】
選手のみなさんも感じていると思いますが、
応援してくれている人との距離がすごく近いことが、ソニー仙台FCの一番の魅力ではないかと思います。

ファン・サポーター、職場の皆さん、スポンサーの方々、サッカースクールの子ども達など、
これだけ身近に応援してくれる方を感じることが出来るのは、ソニー仙台FCならではだと思います。



【Q7.現在の現役選手に伝えたいことがあればお願いします。】

二つ伝えたいことがあります。

一つ目は事務局になって改めて感じる事なんですが、
「現役選手が与える影響力」についてです。

何をやるにも、やっぱり「現役選手」が一番なんです。
ポジティブな影響、その逆もまた然り。

例えばサッカー教室一つにしても、現役選手と元選手では子ども達の見る目は全く違います。
皆さんを見る目はキラキラしている。
どれだけ実績のある元選手でも、「現役選手」には絶対勝てないんです。

皆さんは一個人としてよりも、まずは「ソニーのサッカーチームの選手」という目で見ています。

選手全員、試合に出てる出ていない関係無く、
ソニー仙台FCの選手として、自分たちが思っている以上に、
「周りに与える影響力」を持っているということは理解していて欲しいなと思います。

二つ目。
これはOBとしての想いなんですが、
ソニー仙台FCでのサッカー生活を全力で取り組んで欲しいということです。

ソニー仙台FCでサッカーをやりたくても出来なかった人、
サッカーを続けたかったけど続けられなかった人が沢山います。

そういった人達もいる中でソニーのユニフォームを着てプレーする訳ですから、
悔いなんて残すことの無いように、全力でサッカーに取り組んでいただきたいですね。




【Q8.最後にファン・サポーターの皆様へメッセージをお願いします】

ここ数年、長い間クラブを支えてきた選手が毎年抜け、チームは生まれ変わりの時期を迎えています。

もしかすると、名前も顔もわからない選手が多くなったと感じるファンの方もいるかもしれませんが、
これから新たなソニー仙台FCの歴史を築きあげるだろう彼らを、
温かい目で見守り、時には叱咤し、一緒にこのチームを盛り上げていただければと思います。

これからもソニー仙台FCを宜しくお願いします。

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【今日の石ちゃん・てっちゃんレポート】

今回は、村田純平さんにインタビュー形式で参加していただきました。
ソニー仙台FCを引退してから4年。現在は裏方でチームを支えている村田さん。
今回のインタビューで、現役選手の自分たちにも響くものがたくさんありました。
長年チームで活躍されていたレジェンドの思いを現役選手が知ることでチームもさらにいい方向に進めたらと思います。
今回いろいろな質問に答えていただいて、村田さんの現役時代を思い出す方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
自分たちも負けずに頑張りたいと思います。
これからのチームにも期待していただきたいと思います。
応援よろしくお願い致します!!


次回のコラムは、これからの夏の暑さに対する夏場対策をトレーナーの皆さんに話していただこうと思います。
最近も暑さがひどいですが、これからもっと暑くなりますね。
夏バテ防止、熱中症対策など普段の生活から役立つこと間違いなしです!。
この夏の暑さを乗り切るため、熱中症にならないためにもぜひご覧ください!
お楽しみに!!!



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