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ソニー仙台FCと共に [Sony Sendai FC HISTORY]

クラブ創立50周年企画 ~Sony Sendai FC History~


ソニー仙台FCは今年でクラブ創立50年目となります。

生誕50周年特別企画「Sony Sendai FC History」は、これまでソニー仙台の歴史を鮮やかに彩ってきた選手・スタッフが語り手となって、自らの記憶の中で、今でも鮮明に覚えている思い出の試合や出来事を振り返っていただくコーナーです。

第5回目の語り手は、ルーキーながらソニー仙台FCのJFL昇格に大きく貢献されたこのお二人、
MF嵯峨克修さん&FW小林友綱さんです!

Episode 5


「ソニー仙台FCと共に」



高校3年の冬、来季入団が内定していた私達(小林、古澤、千葉、嵯峨)は2度目のJFL昇格に向けての強化合宿に参加しました。初めての練習では、社会人のスピード、パワー、そしてプロ経験者の技術の高さに驚き、昇格への期待は膨らみましたが、残念ながらその年の昇格はお預けとなり、『来年こそは自分達の力で!』と強く思ったことを覚えています。

1997年、圧倒的な力で東北リーグを制覇し、JFL昇格へ3度目の挑戦。(私達は初めて)
過去2回は1勝も出来ずに予選敗退していたソニー仙台FCは大方の予想を覆し、見事に全勝優勝でJFL昇格を果たしました。
その中でも印象に残っている試合は予選リーグのマツダSC戦。後半残り10数分。スコアは1-2。敗戦もちらつく中、まるでリプレイを見ているかのように立て続けに同じ位置でのFKからヘディングシュートが決まり、逆転。この勝利によってJFL昇格への勢いがついたと言っても過言ではないと思っています。
また、昇格を決めた鹿児島では多くの社員が応援に駆けつけてくださり、皆で喜びを分かち合ったことを今でも鮮明に思い出します。そして当時の事務局だった二瓶さんが、『コバ、かっちゃん、大、雅人、お前達、本当によく頑張った!!』と涙(鼻水も)を流しながら、顔をクシャクシャにして喜んでくれたことも。(もちろん、6試合18得点と大爆発した小林の活躍も忘れない)

それから、17年。
共に戦った仲間が選手・スタッフとして、念願のJFL初優勝を成し遂げてくれました。
これまでソニー仙台FCの歴史を築いてきた全ての人達が待ちに待った瞬間だったと思います。

今回このような機会を与えて頂き、懐かしい思い出を振り返ると、本当に沢山の経験をすることが出来、支えてくれた皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。そして、今でも一緒にボールを蹴ってくれる仲間にも恵まれ、仕事でも力になってくれる社員の皆さんにも支えられ、『ソニー仙台FCに入団して本当に良かった!』と改めて思いました。

ソニー仙台FCは昔も今も社員/サポーターに元気を与えられる存在であると思っています。
これからも優勝を目指して戦っている選手達に熱いご声援をよろしくお願い致します。

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嵯峨克修 

ポジション:MF

秋田県出身。

ルーキーながら守備の要として、全国地域リーグ決勝大会では全試合にフル出場。
ソニー仙台FCのJFL昇格に大きく貢献した。その高い守備力で、JFL昇格後もセンターバックやボランチとしてソニー仙台FCを支え続けた守備の職人。

<経歴>

秋田市立日新小学校 ⇒ 秋田市立秋田西中学校 ⇒ 秋田市立秋田商業高校  
1997年 ソニー仙台FC 入団
2007年 現役を引退




小林友綱 

ポジション:FW

青森県出身。


全国地域リーグ決勝大会では6試合18ゴールと驚異的な決定力で、ソニー仙台FCのJFL昇格に大きく貢献。昇格後、ソニー仙台FCとして記念すべき開幕戦となったHonda FC戦では、3点を先制されるも、小林の劇的Vゴールにより、歴史的JFL初勝利へと導く。

<経歴>

三沢市立岡三沢小学校 ⇒ 三沢市立堀口中学校 ⇒ 青森光星学院高等学校 
1997年 ソニー仙台FC 入団
2006年 現役を引退
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